皆さま、こんばんは。にゃんこです。
さて、私はIYR・RWR・XLREというリート系の米国ETFを保有しています。
以前、これらのETFの特徴についてまとめましたが、それからだいぶ時間が経ったので最新の情報でまとめ直したいと思います。
なお、参考にさせていただいたのは、BlackRock・SPDRの各運用会社のホームページとYahoo! finance (US)のホームページです。
各社へのリンクは、本記事の最後にまとめておきます。
概要
はじめに、個人的に気になる情報をまとめます。(日本時間の2020/07/06に確認)
ティッカー | 運用会社 | ベンチマーク | 分配金利回り(過去1年) | 分配回数(回/年) | トータルリターン(3年) | 経費率 |
---|---|---|---|---|---|---|
IYR | BlackRock | Dow Jones U.S. Real Estate Index | 3.34% | 4 | -0.57% | 0.42% |
RWR | SPDR | Dow Jones U.S. Select REIT Index | 4.15% | 4 | -2.03% | 0.25% |
XLRE | SPDR | Real Estate Select Sector Index | 3.22% | 4 | 6.32% | 0.13% |
分配金利回りは過去1年間の分配金と各社のページに記載されている最新の価格を元に計算しているので、参考程度に考えてください。
また、トータルリターンも期間を変更すると結構変わるので、参考程度に考えてください。
経費率が結構違いますね。
IYR>RWR>XLREの順で経費率が高いです。
経費率を気にする場合は、XLREが有力な選択肢になると思います。
組入銘柄
次に、各ETFの組入銘柄の上位10銘柄をまとめてみたいと思います。(日本時間の2020/07/06に確認)
順位 | IYR | RWR | XLRE |
---|---|---|---|
1 | American Tower | Prologis | American Tower |
2 | Crown Castle | Digital Realty Trust | Crown Castle |
3 | Prologis | Public Storage | Prologis |
4 | Equinix | AvalonBay Communities | Equinix |
5 | Digital Realty Trust | Welltower | Digital Realty Trust |
6 | SBA Communications | Equity Residential | SBA Communications |
7 | Public Storage | Simon Property | Public Storage |
8 | Costar | Realty Income | AvalonBay Communities |
9 | AvalonBay Communities | Alexandria Real Estate Equities | Welltower |
10 | Welltower | Essex Property Trust | Equity Residential |
IYRとXLREの上位7銘柄は順位も含めて全く同じですね。(ただし、組入比率は異なっています)
順位を無視すれば、計9銘柄が共通してますね。
したがって、投資するETFの種類を絞って、なおかつ銘柄を分散したい場合には、IYR・XLREから1つとRWRを選択すると良いかもしれません。
また、組入れ比率の高いセクターをまとめると以下のようになります。(日本時間の2020/07/06に確認)
順位 | IYR | RWR | XLRE |
---|---|---|---|
1 | Specialized | Industrial/Office | Equity Real Estate Investment Trusts |
2 | Residential | Residential | Real Estate Management & Development |
3 | Industrial | Retail | – |
4 | Health Care | Health Care | – |
5 | Office | Self Storage | – |
なお、XLREについてはセクター別ではなく、業種別のリストです。
価格の推移
さらに、価格の推移を検証したいと思います。
2017年8月1日の終値を100とした場合の、2020年7月1日まで約3年間の価格の推移をグラフ化したものです。↓
なお、参考としてVOO(S&P 500をベンチマークとするETF)のグラフも同時に掲載しています。
最近は、全てのETFがVOOに大きくアンダーパフォームしています。
RWR → IYR → XLREの順で価格の下落率が大きいようです。
さらに、2017年8月から2020年6月までの分配金の合計の2017年8月1日の終値に対する割合をまとめると以下のようになります。
IYR | RWR | XLRE | VOO |
---|---|---|---|
10.06% | 10.50% | 10.40% | 6.72% |
リートETFだけあって、すべてVOOよりは分配金利回りが良いという結果になりましたが、3つのリート系ETF間ではあまり違わないという結果でした。
参考ページ
BlackRock(英語)
SPDR(英語)
Yahoo! finance(英語)
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