米国高配当・増配・優先株・リートETFまとめ

投資

皆さま、おはようございます。にゃんこです。
さて、本ブログでも時々書いていますが、私は米国高配当ETFのVYM・HDV・DVY・SPYD・DHSと米国リートETFのIYR・RWR・XLREへぼちぼちと投資しております。(IYRは今後投資予定)
VYM・HDVへの投資はNISA口座で定期的に、その他のETFは特定口座で米ドルが余ったタイミングで投資しています。
以前、これ以上ETFの種類を増やさない予定と書きましたが、予想外に米ドルが余り気味なことに気付きました。
米ドルが余り気味なら各ETFへの投資金額を増やせばいいのですが、ここで目移りしやすい性格が首をもたげてしまいました。
そんなわけで、前言を撤回して、以前候補から外したSDY・VIG・PFFへの投資も検討しています。
そこで、この11銘柄の特徴を備忘録代わりにまとめておきたいと思います。
なお、参考にさせていただいたのは、Vanguard・BlackRock・SPDR・WisdomTreeの各運用会社のホームページとYahoo! finance (US)のホームページです。
各社へのリンクは、本記事の最後にまとめておきます。
(2019/02/28に一部修正しました)

米国高配当ETF(VYM・HDV・DVY・SPYD・DHS)

概要

はじめに、個人的に気になる情報をまとめます。(日本時間の2019/02/17に確認)
(2019/02/26にVYMの経費率が0.08%→0.06%になったようです。)

ティッカー 運用会社 ベンチマーク 分配金利回り(直近) 分配回数(回/年) トータルリターン(3年) 経費率
VYM Vanguard FTSE High Dividend Yield Index 3.47% 4 11.90% 0.06%
HDV BlackRock Morningstar Dividend Yield Focus Index 3.11% 4 10.10% 0.08%
DVY BlackRock Dow Jones U.S. Select Dividend Index 3.11% 4 12.12% 0.39%
SPYD SPDR S&P 500 High Dividend Index 4.74% 4 13.56% 0.07%
DHS WisdomTree WisdomTree U.S. High Dividend Index 2.01% 12 10.14% 0.38%

分配金利回りは直近の分配金と各社のページに記載されている最新の価格を元に計算しているので、参考程度に考えてください。(結構変わります。なお、DHSのみ2019年1月の分配金で、その他は2018年12月の分配金です)
また、トータルリターンも期間を変更すると結構変わるので、参考程度に考えてください。
まず、経費率に関しては、低いのがVYM・HDV・SPYD、高いのがDVY・DHSというようにグループ分けできます。
経費率を気にする場合は、VYM・HDV・SPYDの3つが選択肢になると思います。
次に、DHSは毎月分配金がもらえるという特徴があります。
毎月分配金が出るというのは税金の分だけ効率が落ちるとも考えられますが、損得ではなく毎月入金があるという安心感を重視する場合は、有力な選択肢になると思います。

組入銘柄

次に、各ETFの組入銘柄の上位10個をまとめてみたいと思います。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 VYM HDV DVY SPYD DHS
1 Johnson & Johnson Exxon Mobil Oneok Coty Exxon Mobil
2 JPMorgan Chase Verizon PPL Hanesbrands AT&T
3 Exxon Mobil Johnson & Johnson Firstenergy Xerox Verizon
4 Pfizer Chevron Entergy Western Digital Chevron
5 Procter & Gamble Procter & Gamble Merck & Co Cardinal Health Wells Fargo
6 Verizon Pfizer Exelon Philip Morris Pfizer
7 AT&T Cisco Systems Occidental Petroleum Altria Procter & Gamble
8 Chevron Altria Centerpoint Energy Loggett & Platt Philip Morris
9 Intel Coca-Cola Centurylink Seagate Technology IBM
10 Cisco Systems Merck & Co American electric power Whirlpool Coca-Cola

上位10銘柄を見る限りでは、VYM・HDV・DHSにはExxon Mobil・Pfizer・Verizon・Chevron・Procter & Gambleが共通して組み込まれています。
DVYとSPYDは他の3つと比べると共通する銘柄が少ないので、投資するETFの種類を絞って、なおかつ銘柄を分散したい場合には、VYM・HDV・DHSから1つ、そしてDVY・SPYDから1つを選択すると良いかもしれません。
なお、組入銘柄の順位も結構変動するので、参考程度にお考えください。

また、組入れ比率の高いセクターをまとめると以下のようになります。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 VYM HDV DVY SPYD DHS
1 金融 エネルギー 公益事業 不動産 生活必需品
2 ヘルスケア 生活必需品 一般消費財 一般消費財 不動産
3 一般消費財 ヘルスケア エネルギー 公益事業 エネルギー
4 資本財 資本財 金融 エネルギー 金融
5 情報技術 公益事業 生活必需品 金融 電気通信

VYMは金融、HDVはエネルギー、DVYは公益事業、SPYDは不動産、DHSは生活必需品、というように組入れ比率1位のセクターが異なっていますね。

価格の推移

最後に、価格の推移を検証したいと思います。
2015年11月30日の終値を1.0として、2018年12月28日の終値までの価格の推移をグラフ化したものです。↓

なお、参考としてSPY(S&P 500をベンチマークとするETF)のグラフも同時に掲載しています。
いづれのETFも2017年の初頭までは、SPYをアウトパフォームしていましたが、その後はSPYにアンダーパフォームしています。
2018年12月の時点では、VYM・HDV・DVY・SPYDはほぼ同一のパフォーマンスになっていますが、DHSは若干パフォーマンスが劣ります。

さらに、2015年12月から2018年12月までの分配金の合計の2015年11月30日の終値に対する割合をまとめると以下のようになります。

VYM HDV DVY SPYD DHS SPY
10.45% 11.77% 11.42% 16.00% 11.35% 6.87%

上記の期間では、SPYDの分配金利回りが良さそうな結果になりました。
また、高配当ETFだけあって、すべてSPYよりは分配金利回りが良いという結果になりました。

価格の推移と分配金を合わせて考えると、上記の期間ではSPYDが一番お得だと思います。

米国増配ETF(SDY・VIG)

概要

はじめに、個人的に気になる情報をまとめます。(日本時間の2019/02/17に確認)

ティッカー 運用会社 ベンチマーク 分配金利回り(直近) 分配回数(回/年) トータルリターン(3年) 経費率
SDY SPDR S&P High Yield Dividend Aristocrats Index 2.74% 4 13.63% 0.35%
VIG Vanguard NASDAQ US Dividend Achievers Select Index 2.13% 4 13.43% 0.08%

分配金利回りは直近の分配金と各社のページに記載されている最新の価格を元に計算しているので、参考程度に考えてください。(結構変わります)
また、トータルリターンも期間を変更すると結構変わるので、参考程度に考えてください。
経費率に関しては、VIGが低く、SDYが高いので、経費率を気にする場合はVIGが選択肢になると思います。
なお、SDYは20年連続増配、VIGは10年連続増配の銘柄を対象としています。

組入銘柄

次に、各ETFの組入銘柄の上位10個をまとめてみたいと思います。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 SDY VIG
1 AT&T Microsoft
2 IBM Walmart
3 Exxon Mobil Johnson & Johnson
4 People’s United Financial PepsiCo
5 Cardinal Health McDonald’s
6 Leggett & Platt Abbott Laboratories
7 Realty Income Union Pacific
8 AbbVie Medtronic
9 National Retail Properties 3M
10 Tanger Factory Outlet Centers NIKE

上位10銘柄を見る限りでは、両者はかなり異なっているようです。
VIGはWalmart・PepsiCo・McDonald’s・NIKEなど、一般消費者になじみのある銘柄が多く含まれているのが特徴であると言えます。

また、組入れ比率の高いセクターをまとめると以下のようになります。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 SDY VIG
1 資本財 資本財
2 金融 一般消費サービス
3 生活必需品 ヘルスケア
4 公益事業 一般消費財
5 素材 情報技術

セクター別で見ても両者の組込銘柄は結構異なっていることが分かります。

価格の推移

最後に、価格の推移を検証したいと思います。
2015年11月30日の終値を1.0として、2018年12月28日の終値までの価格の推移をグラフ化したものです。↓

なお、参考としてSPY(S&P 500をベンチマークとするETF)のグラフも同時に掲載しています。
VIGとSPYのパフォーマンスは類似していることが分かります。
2017年の初頭までは、SDYはSPYをアウトパフォームしていましたが、その後はSPYにアンダーパフォームしています。
2018年12月の時点では、VIGが最も良好なパフォーマンスになっています。

さらに、2015年12月から2018年12月までの分配金の合計の2015年11月30日の終値に対する割合をまとめると以下のようになります。

SDY VIG SPY
13.94% 7.20% 6.81%

SDYは価格のパフォーマンスが良くない代わりに、分配金利回りが良いという結果になりました。
逆に、VIGは価格のパフォーマンスは良好ですが、分配金利回りはSPYをちょっと上回る程度のようです。

米国優先株ETF(PFF)

概要

皆さまもご存じだとは思いますが、優先株とは議決権に一定の制限がある代わりに、配当などを優先的に受ける権利を持つ株のことです。
PFFはこのような優先株に投資を行うETFです。
はじめに、個人的に気になる情報をまとめます。(日本時間の2019/02/17に確認)

ティッカー 運用会社 ベンチマーク 分配金利回り(直近) 分配回数(回/年) トータルリターン(3年) 経費率
PFF BlackRock S&P U.S. Preferred Stock Index 5.62% 12 1.44% 0.47%

分配金利回りは直近の分配金とBlackRockのページに記載されている最新の価格を元に計算しているので、参考程度に考えてください。(結構変わります)
また、トータルリターンも期間を変更すると結構変わるので、参考程度に考えてください。
一番の特徴としては、分配金が年12回(つまり毎月)もらえることです。
毎月分配金が出るというのは税金の分だけ効率が落ちるとも考えられますが、損得ではなく毎月入金があるという安心感があります。
また、優先株に投資するETFなので、キャピタルゲイン(値上り益)よりもインカムゲイン(分配金)を目的としたETFであると言えます。
逆に言うと、キャピタルゲインはあまり期待できないので、投資するタイミングが重要になります。
なお、経費率は結構高めです。

組入銘柄

次に、ETFの組入銘柄の上位10個をまとめてみたいと思います。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 PFF
1 BECTON DICKINSON AND COMPANY
2 GMAC CAPITAL TRUST I
3 CITIGROUP CAPITAL XIII
4 BLK CSH FND TREASURY SL AGENCY
5 WELLS FARGO DEPOSITARY SHARES CO
6 NEXTERA ENERGY
7 SEMPRA ENERGY
8 BANK OF AMERICA CORP
9 CITIGROUP DEPOSITORY INC
10 PNC FINANCIAL SERVICES GROUP INC

また、組入れ比率の高いセクターをまとめると以下のようになります。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 PFF
1 銀行
2 その他金融
3 不動産
4 保険
5 公益事業

金融系が多いようですね。

価格の推移

最後に、価格の推移を検証したいと思います。
2015年11月30日の終値を1.0として、2018年12月28日の終値までの価格の推移をグラフ化したものです。↓

なお、参考としてSPY(S&P 500をベンチマークとするETF)のグラフも同時に掲載しています。
グラフからもキャピタルゲインを狙うETFではないことが確認できます。

さらに、2015年12月から2018年12月までの分配金の合計の2015年11月30日の終値に対する割合をまとめると以下のようになります。

PFF SPY
16.59% 6.81%

キャピタルゲインを狙えない代わりに、インカムゲインは十分高くなっています。

米国リートETF(IYR・RWR・XLRE)

概要

はじめに、個人的に気になる情報をまとめます。(日本時間の2019/02/17に確認)

ティッカー 運用会社 ベンチマーク 分配金利回り(直近) 分配回数(回/年) トータルリターン(3年) 経費率
IYR BlackRock Dow Jones U.S. Real Estate Index 2.22% 4 9.17% 0.44%
RWR SPDR Dow Jones U.S. Select REIT Index 4.56% 4 6.87% 0.25%
XLRE SPDR Real Estate Select Sector Index 4.24% 4 9.02% 0.13%

分配金利回りは直近の分配金と各社のページに記載されている最新の価格を元に計算しているので、参考程度に考えてください。(結構変わります)
また、トータルリターンも期間を変更すると結構変わるので、参考程度に考えてください。
経費率が結構違いますね。
IYR>RWR>XLREの順で経費率が高いです。
経費率を気にする場合は、XLREが有力な選択肢になると思います。

組入銘柄

次に、各ETFの組入銘柄の上位10個をまとめてみたいと思います。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 IYR RWR XLRE
1 American Tower Simon Property Group American Tower
2 Simon Property Group Prologis Simon Property Group
3 Crown Castle International Public Storage Crown Castle International
4 Prologis Welltower Prologis
5 Equinix AvalonBay Communities Equinix
6 Public Storage Equity Residential Public Storage
7 Welltower Digital Realty Trust Welltower
8 AvalonBay Communities Ventas AvalonBay Communities
9 Equity Residential Boston Properties Equity Residential
10 Digital Realty Trust Essex Property Trust Digital Realty Trust

IYRとXLREの上位10銘柄は順位も含めて全く同じですね。(ただし、組入比率は異なっています)
したがって、投資するETFの種類を絞って、なおかつ銘柄を分散したい場合には、IYR・XLREから1つとRWRを選択すると良いかもしれません。

また、組入れ比率の高いセクターをまとめると以下のようになります。(日本時間の2019/02/17に確認)

順位 IYR RWR XLRE
1 Specialized Industrial/Office Equity Real Estate Investment Trusts
2 Residential Residential Real Estate Management & Development
3 Retail Retail
4 Office Health Care
5 Health Care Self Storage

なお、XLREについてはセクター別ではなく、業種別のリストです。

価格の推移

最後に、価格の推移を検証したいと思います。
2015年11月30日の終値を1.0として、2018年12月28日の終値までの価格の推移をグラフ化したものです。↓

なお、参考としてSPY(S&P 500をベンチマークとするETF)のグラフも同時に掲載しています。
いづれのETFも2016年10月までは、SPYをアウトパフォームしていましたが、その後はSPYに大きくアンダーパフォームしています。
グラフを見ると、2018年12月の時点では、RWRがIYR・XLREよりも若干アンダーパフォームしているようです。

さらに、2015年12月から2018年12月までの分配金の合計の2015年11月30日の終値に対する割合をまとめると以下のようになります。

IYR RWR XLRE SPY
12.69% 11.53% 11.42% 6.87%

リートETFだけあって、すべてSPYよりは分配金利回りが良いという結果になりました。

税金

さて、ここで分配金の税金について考えてみます。
米国ETFの分配金は、アメリカで10%の税金が徴収されます。
その後、アメリカで税金を引かれた残金に対して日本で20.315%の税金が徴収されます。
ざっくり言うと、合計でおよそ28%の税金が徴収されることになります。
ちなみにNISA口座の場合は、日本分の税金が必要ないので、アメリカ分の10%だけ払えばOKです。
NISA口座でない場合は、確定申告をすることによってアメリカ分の税金が還付される可能性があります。(どの程度還付されるかは、収入等によって変わります。)
ちなみに、売却益に関しては、アメリカでは課税されず、日本でのみ納税すればOKです。
したがって、税負担を極力減らしたいのであれば、分配金(インカムゲイン)よりも値上り益(キャピタルゲイン)を重視して銘柄を選べば良いということになります。
私の場合は、インカムゲイン重視なので、税金は仕方ないと諦めております。(笑)

手数料

次に、手数料について考えてみます。
私がNISA口座を開設しているSBI証券では、NISA口座での米国ETFの買付手数料が無料です!
しかし、特定口座を利用するとなると買付手数料が発生します。
具体的には、約定代金の0.45%(税抜)が基本で、上限が20ドル(税抜)、下限が5ドル(税抜)です。
なお、楽天証券・マネックス証券も同じ手数料体系です。
上限と下限に達する約定代金を計算してみると、
20÷0.0045=4,444.44…
5÷0.0045=1,111.11…
となります。
つまり、約4,444.44ドルを超えて購入すれば、相対的に手数料が割安になり、約1,111.11ドル未満で購入すると、相対的に手数料が割高になります。
お得なのは約4,444.44ドルを超えての購入ですが、およそ50万円弱かぁ〜…
そんな大金を一度に投入する度胸はないなぁ…
そこで、相対的に割高にならない約1,111.11ドル以上で購入することにしています。
これなら一度に投入する金額は12万円程度です。

参考ページ

Vanguard(日本語)

Vanguard(英語)

BlackRock(日本語)

BlackRock(英語)

SPDR(日本語)

SPDR(英語)

WisdomTree(英語)

Yahoo! finance(英語)

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